化学同好会活動記録 ver 2.0

目次:

はじめに

 蒼阿祭が中止になったために、毎年定番の指の模型作りの材料として買っていたパラフィンが大量に余ってしまいました。なんとかうまいこと使うものはないかと考えてたどりついたのは、原点のろうそく。しかし、普通のろうそくを作っても仕方ないので、無駄に大火力なろうそくに挑戦することになりました。

キューブ状のパラフィン。

 ↑キューブ状のパラフィン。ここからすべては始まる。

1.試作1号機〜とりあえず、芯の本数を増やしてみよう〜

 ろうそくは、芯から液化したろうを吸い上げて、それが上で燃えるというシステム。ということは、太い芯をいっぱい作って、ガンガン吸い上げてやれば、よく燃えるはず・・・。という考えの下、まずは、芯が複数あるろうそくを試作してみました。実験のため、台座には蒸発皿を使用しました。

着火前。ロウを継ぎ足せば何度も使用可能。着火後。よい子の皆さんは基本的に真似しないでください。拡大。

 芯は丸めたキッチンペーパーです。これをロウ漬けにして5本並べてみました。

 これでも、火柱が50cmほどという、ろうそくとしてはかなりの火力です。芯の表面は焦げますが、実用的に問題ない程度の耐久力はあります。

2.試作2号機〜とにかく、ごっつい芯でガンガンいこう!〜

 これに飽き足らず、それとも、この訳の分からん製作にハマってしまったのか、ノリノリで試作2号機に進みました。

 今度のは、とにかくもの凄い芯でガンガン吸い上げてやろうというポリシーです。

着火前。これもやはり、ロウを継ぎ足せば何度も使用可能。消火後。よい子の皆さんは絶対に真似しないでください。

 やたらと強力な芯・・・ということで、トイレットペーパーのロールをさのまま使うと言う荒業に出ました。容器には、100均のホーロー鍋を使用します。セッティングした上に、でろーんとロウをかけて、トイレットペーパーにロウをしみこませていきます・・・。

 こいつはなかなかでんじゃーな威力です。なんたって、ふーっと吹いても全然消えません。消すときは上からバケツか何かでフタをして酸素を遮断してやるしかありません。

3.終わりに

 なかなか楽しい実験でした。やはり、無駄な大火力はロマンですね。

 これからのクリスマスシーズン、この超大火力キャンドルでキャンドルナイトでもいかがでしょう・・・。と言いたいところですが、危険ですので、一般家屋ではマネしないでくださいね。

サムネイル

キューブ状のパラフィン。着火前。ロウを継ぎ足せば何度も使用可能。着火後。よい子の皆さんは基本的に真似しないでください。拡大。着火前。これもやはり、ロウを継ぎ足せば何度も使用可能。消火後。よい子の皆さんは絶対に真似しないでください。

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