化学同好会活動記録 ver 2.0

目次:

はじめに

 蛍光灯を輪切りにすれば、薄くて手ごろなガラス管が格安で手に入ります。というわけで、れっつとらいです。

準備するもの

材料

蛍光灯(使用済みでも未使用でも可。今回は学校のゴミ捨て場に大量に捨ててある直管蛍光灯を使います。)

工具

ダイヤモンドやすり、ガムテープ、ガスバーナー、キッチンペーパー

手順

材料&工具マーク

 1.蛍光灯に1週ぐるっとガムテープを巻いて、切断する際のマーキングをします。

 2.ガムテープの端にそってガリガりとダイヤモンドやすりで削っていきます。1週、溝を作った後、ピンポイントで削って蛍光灯に穴を開けます。穴が開くと、シューっといって真空がリークします。

削り作業炙り

 3.ある程度穴が広がったら、コンコンと叩いてやると、削った溝に沿ってぱきっと割れます。この工程が一番、コツを要します。しかし、キレイに割れると感動ですよ!

 4.切れたら、ガラスの内側に塗ってある蛍光塗料を塗らしたキッチンペーパーで拭き取ります。中から出てくるものは有害なものもあるので、拭き取った後のキッチンペーパーは適切に処理してください。

 5.切断したままだと切り口が粗いので、ガスバーナーで炙って丸くします。この時、いきなり火に入れると割れてしまうので、徐々に火に近づけゆっくり温めていきます。同様に、冷やすときも徐々に火から離してゆっくりと冷やします。

完成

 6.常温まで冷ましたら、これで即席(?)ガラス管の完成です。

考察

 出来たガラス管は薄くて非常に割れやすいので、注意して扱ってください。耐熱性はないので、高温になる用途には使えませんが、それ以外なら普通のガラス管の用に使用できます。逆に、耐熱性のなさを利用して、ガスバーナーなどで熱を加えてやると、簡単に形を変えることができるので、ガラス細工をして遊ぶこともできそうです。

サムネイル

材料&工具マーク削り作業炙り完成

 ※このページ中の全ての画像、文章の著作権は Boss に帰属します。

Copyright(c) 2009 - 2011 Boss and S.Tachibana [ Send to e-mail ] All rights reserved. 
inserted by FC2 system